割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ティムコ(7501)の目標株価

本日は、フィッシング用品の販売卸である「ティムコ(7501)」の目標株価を考えたいと思います。

皆様釣りはお好きでしょうか?
私は嫌いです(^▽^;)
子供の頃は良く川遊びをしていましたが、釣りにはまったく興味はありませんでした。
私は遊覧船でも船酔いするので、海釣りなどもってのほかです。
私の周りにも釣り好きなる人間は何人か散見されますが、あまりメジャーな趣味と感じるほどの勢力ではありません。
それを証明するかのように「2013年第2四半期決算説明補足資料」に市場の動向が記載されているのですが、この資料のピークである2002年度からほぼ一貫して右肩下がりという厳しいマーケット環境となっています。
計算すると10年間で約22%市場規模が縮小されています。恐らく今後も右肩下がりの傾向が続くのでしょう?

しかし、アウトドアという大きなくくりで考えると、また違った景色が見えてきます。
前述の資料を見ると、ハイキング・登山人気により、アウトドアウェア・シューズ、ザック類などは、ここ数年市場規模を拡大させています。
したがって、今後この企業が生き残っていくためには、そういった市場でいかに魅力的な商品を投入できるかが大きいのかもしれませんね。

ということで、今期の業績を「平成25年11月期第2四半期決算短信」で確認しておきましょう。
以下は(昨年比/今期業績予想進捗率)で記載します。

売上高14.29億円(0.9%減/48.8%)
営業利益-0.17億円(-/-)
経常利益-0.13億円(-/-)
四半期純利益-0.18億円(-/-)

以上のように第2四半期を終えての決算としては減収減益となりました。
しかも営業赤字という悲惨な結果となっています。
この結果を受けて期初に掲げた通期の業績予想を下方修正しています。
まぁ、常識的にこういう会社には近づかない方が良いですね(^▽^;)

会社側の説明によると、天候不順や全般に販売が低調に推移したことによる売上高の減少の一方、在庫品の値下げロスが発生し、売上総利益率が低下するとともに、直営店舗の新規出店による人件費や減価償却費などの販売費及び一般管理費が増加したことが影響したようです。

それでは目標株価を計算してみたいと思います。
まず事業価値は、今期の予想営業利益0.23億円に割引率を10%で計算すると1.38億円になります。
財産価値は25.39億円(ちなみに土地20.11億円も所有)、負債はゼロです。
したがって株主価値は26.77億円になります。株価に直すと801円です。
8/27の終値が578円(時価総額19.31億円、PER193.31倍、PBR0.29倍、配当利回り2.08%)なので、現在の株価は約28%割安であるという結論です。

事業価値があまりにも低過ぎるのでこんなものでしょう。
PBRが0.29倍ということで、株価の下値も限定的でしょうし、良いところで拾って1年に1度くらい株価が噴き上げたときに売れれば最高かな?という感じです。

それではまた明日(^_^)/~


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