割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

内外トランスライン(9384)の2013年12月期第2四半期決算

今週に入り四半期決算を発表する企業が増えてきましたね。
本日は、「内外トランスライン(9384)」の2013年12月期第2四半期決算を確認しておきたいと思います。

まずは本日発表になった「平成25年12月期第2四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期目標進捗率)で記載します。

売上高74.99億円(115.6%/104.2%)
営業利益4.70億円(97.4%/82.5%)
経常利益5.10億円(97.9%/91.1%)
四半期純利益3.07億円(98.0%/93.0%)

以上のように第2四半期まで終えての決算としては増収減益となってしまいました。
しかしこれはある程度予想の範囲内の結果かもしれません。
以前に「2013年12月期第1四半期決算」もフォローしたのですが、その時点での業績予想に対しての進捗率(特に利益面)を考えると、多少持ち直したなという印象を受けます。
売上高だけで見ると昨年比も大きくクリアしており、予想数値に対しても上回っているので、やはり需要という側面で見れば円安効果で輸出が増加しているのは間違いないのでしょう。
しかし、予想以上に競合との競争激化による売上単価の下降が響いているのが実情だと思います。
だとすると、今後もこの傾向は続いていくのかもしれません。
もしそうであるならば、通期の予想営業利益13億円の達成は困難となり、個人的な計算上は10.7億円くらいの着地になるのかなという気がしています。

次に前回銘柄研究を行った時の「内外トランスライン(9384)の目標株価」を確認しておきましょう。
最新のものは第1四半期の決算を受けてから計算し直しており、その際の目標株価は割引率10%で事業価値を計算して1514円でした。

今回は今期の苦しい実績に見合った数値で目標株価の修正を行いたいと思います。
まず事業価値は、先程個人的に予想した営業利益10.7億円に割引率を10%で計算すると64.2億円になります。
財産価値は35.35億円、負債は0.54億円です。
したがって株主価値は99.01億円になります。株価に直すと1873円です。

7/30の終値が1287円(時価総額68.02億円、PER8.49倍、PBR1.22倍、配当利回り2.14%)なので、現在の株価は約31%割安であるという結論です。
減益の可能性があるとはいえまずまずの割安な銘柄と言えるのではないでしょうか?


それではまた明日(^_^)/~



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