割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

久世(2708)の目標株価

本日は、首都圏が基盤で外食向けの食材卸が主力事業の「久世(2708)」の目標株価を考えたいと思います。

まずは、こちらの「IRレポート」をご覧ください。
個人投資家にとっては必要十分な内容のレポートとなっていますので、この企業に投資を考えている投資家にとっては必読ですね。

今後第1四半期決算に向けて確認しておきたいことは、円安で仕入れ価格が高騰している現状で、それを販売価格に転嫁できているか?ということと、徹底的な攻めの営業が数字として表れている(売上増)かどうか?です。
もし、これらがクリアできていれば、一気にポートフォリオの主力銘柄に加えても良いかもしれないくらいのポテンシャルはありそうです。

この企業はここ数年業績が右肩上がりとなっています。
2010年3月期から開始された「C&Gプロジェクト」がうまく機能しているようです。
会社側が発表している第2次C&G経営計画を見ても、さらに強気な将来像を描いています。

もっと詳しく知りたい方は「2013年3月期決算説明会資料」をご覧ください。
業績ともども詳しく書かれています。
この企業はIR資料が充実しているので、投資家にとってはとてもありがたいです(*v.v)。

それでは目標株価を考えていきます。
まず事業価値は今期の予想営業利益5.6億円に、割引率を8%で計算すると42億円になります。
財産価値は58.14億円、負債は20.86億円です。
ちなみにこの企業は取引先との関係強化のため、有価証券を多く保有しているのですが、かなり名の知れた企業と取引していることが窺い知れます。
したがって、株主価値は79.28億円です。株価に直すと2042円です。
7/4の終値が675円(時価総額26.21億円、PER7.12倍、PBR0.57倍、配当利回り1.78%)なので、現在の株価は67%割安であるという結論ですキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

素晴らしい結果ですね(*^▽^*)
ただし問題もあります。それは出来高が少ないことと、時価総額が小さい企業なのでなかなか正しい評価がされないことです。

5月に上方修正で株価は高騰しましたが、それ以外はほぼ横ばいとなっています。
こういう企業はなかなか主力銘柄にはしづらいんですよね。
第1四半期の決算までまだ時間もあるので、もう少しどうするか悩んでみようと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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