東北新社(2329)の目標株価
本日はCM制作や外国映画の日本語版制作で首位の「東北新社(2329)」の目標株価を考えたいと思います。
はじめに申しあげておきますと、あまり中長期での投資には個人的には向かない銘柄かな?と思っています。景気変動の影響を受けるという意味で・・・。
しかし主要映像3事業の中では、制作関連事業の利益に占める割合が大きいので、ここの成否(特にCM制作)が業績には影響を与えそうです。前期は市場全体が低迷したようで減収減益でした。したがって、ある程度市場全体の動向に業績が左右される面があるのでしょう。今期は市況の回復を見込んでいて、この事業は増収増益の予想です。
また、放送事業(これはストック型のビジネス)も収益の第2の柱として着実に成長しています。前期は関連チャンネルの加入者数が堅調に推移したことにより増収でしたが、関連チャンネルのスカパー新帯域(東経110度)での放送開始やHD化に係る費用が、期初予想のとおり増加したことにより減益となっています。しかし、これはある意味先行投資なので仕方がない部分はあるのですが、このHD化に伴う費用の増加は今期も継続されるので、今期もこの事業は増収減益の予定です。
今回いろいろと会社のIR資料に目を通したのですが、事業内容が難しくて業績を予想するのは私のような素人にはなかなか難しいものがあります。
このような企業こそ株主総会や会社説明会などに参加して、事業に対する理解を深めてからでないと大きく投資するのは怖いですね。
逆に言うと、このような業界に精通しているような投資家にとっては、その他の投資家よりかなりアドバンテージが大きいのではないでしょうか?
それでは目標株価を考えていきたいと思います。
事業価値は、今期の予想営業利益62.45億円に割引率を9%で考えると416.33億円になります。
財産価値は442.6億円、負債は149.18億円です。
したがって株主価値は709.75億円になります。株価に直すと1519円です。
6/26の終値が878円(時価総額410.34億円、PER11.39倍、PBR0.68倍、配当利回り1.59%)なので約42%割安であるという結果になりました。
PBRを見ても分かるように、事業内容的に財産価値が大きくなる傾向の企業なので、特に資産面から割安と言えるでしょうね。
また、固定費の割合が相対的に低い事業なので、市況の影響を受けるが赤字にはなりにくいという特徴があるかもしれません。これは製造業とは違うところかもしれませんね。
それではまた明日(^_^)/~
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はじめに申しあげておきますと、あまり中長期での投資には個人的には向かない銘柄かな?と思っています。景気変動の影響を受けるという意味で・・・。
10年間の業績推移を見ても、売上は徐々に右肩下がりといった感じです。しかしながら、営業利益に関してはここ2年高水準なのは素晴らしいですね。
しかし主要映像3事業の中では、制作関連事業の利益に占める割合が大きいので、ここの成否(特にCM制作)が業績には影響を与えそうです。前期は市場全体が低迷したようで減収減益でした。したがって、ある程度市場全体の動向に業績が左右される面があるのでしょう。今期は市況の回復を見込んでいて、この事業は増収増益の予想です。
また、放送事業(これはストック型のビジネス)も収益の第2の柱として着実に成長しています。前期は関連チャンネルの加入者数が堅調に推移したことにより増収でしたが、関連チャンネルのスカパー新帯域(東経110度)での放送開始やHD化に係る費用が、期初予想のとおり増加したことにより減益となっています。しかし、これはある意味先行投資なので仕方がない部分はあるのですが、このHD化に伴う費用の増加は今期も継続されるので、今期もこの事業は増収減益の予定です。
今回いろいろと会社のIR資料に目を通したのですが、事業内容が難しくて業績を予想するのは私のような素人にはなかなか難しいものがあります。
このような企業こそ株主総会や会社説明会などに参加して、事業に対する理解を深めてからでないと大きく投資するのは怖いですね。
逆に言うと、このような業界に精通しているような投資家にとっては、その他の投資家よりかなりアドバンテージが大きいのではないでしょうか?
それでは目標株価を考えていきたいと思います。
事業価値は、今期の予想営業利益62.45億円に割引率を9%で考えると416.33億円になります。
財産価値は442.6億円、負債は149.18億円です。
したがって株主価値は709.75億円になります。株価に直すと1519円です。
6/26の終値が878円(時価総額410.34億円、PER11.39倍、PBR0.68倍、配当利回り1.59%)なので約42%割安であるという結果になりました。
PBRを見ても分かるように、事業内容的に財産価値が大きくなる傾向の企業なので、特に資産面から割安と言えるでしょうね。
また、固定費の割合が相対的に低い事業なので、市況の影響を受けるが赤字にはなりにくいという特徴があるかもしれません。これは製造業とは違うところかもしれませんね。
それではまた明日(^_^)/~
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