割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

こころネット(6060)の中期経営計画

本日は、個人投資家に人気のある「こころネット(6060)」が先日発表した「中期経営計画」を確認しておきたいと思います。

簡単に説明すると、持続的・安定的な成長により将来的には東証一部への上場を目指しているとのことです。
東証一部を目指すとなると、株主数2200人以上というハードルがあるので、もしかしたら近いうちに株主優待でもつくるかもしれませんね。

具体的な数字としては、3年後の平成28年3月期に売上高150億円、営業利益13億円を目指すとのことです。

この目標を達成するために、ドミナントエリア(福島県内)の深耕、営業エリアの拡大、新規事業・友好的M&Aの積極推進、魅力ある商品・サービスの開発、コスト削減・経営効率の推進という5本柱を軸として推進していくようです。

事業セグメントも多い企業なので、各事業が着実に成長していけば達成可能な数字と言えると思います。
事業的には需要も安定しているので、予想数値が大きくぶれるようなことはないでしょう。
不安な点をあげるとすると、M&Aのシナジー効果がイマイチ不調に終わることや、新規事業の不調(特に介護事業)など、事業セグメントが多いだけにいろいろあると言えばあるのですが、このあたりは四半期決算ごとに進捗を確認すれば良いと思います。

ところで、前回銘柄研究を行った際の「こころネット(6060)の目標株価」によると目標株価は2427円という結果でした。
仮に3年後の営業利益13億円が達成されたとして、目標株価を考えると事業価値が割引率8%で計算すると97.5億円になるので、ざっくり株主価値は110億円くらいになります。
株価に直すと2862円になります。

6/14の終値が1248円なので、中期経営計画を信用できる中長期投資家にとっては、現在の短期的な株価の乱高下はあまり気にする必要はないと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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