割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

中央自動車工業(8117)の平成25年3月期決算速報

本日は「中央自動車工業(2915)」の2013年3月期本決算を確認しておきたいと思います。

まずは前回銘柄研究したときの記事「中央自動車工業(8117)の目標株価」を見ておきましょう。
ちなみに前回の目標株価は1259円(株主価値252億円)でした。
内訳は事業価値132億円(営業利益22億円/10%)、財産価値120億円、負債ゼロでした。

それでは本日発表になった「平成25年3月期決算短信」を確認しておきます。
売上高146.48億円(9.9%増)、営業利益21.33億円(36.1%増)、当期純利益16.46億円(24.7%増)と増収増益となりました。
営業キャッシュフローは12.18億円、投資キャッシュフローは-3.58憶円でした。
代表的な指標を確認すると、1株当たり当期純利益91.22円、1株当たり純資産819.60円、ROE自己資本当期純利益率)11.7%、ROA(総資産経常利益率)14.4%、営業利益率14.6%、配当性向31.4%です。
来期の業績予想は、売上高155億円(5.8%増)、営業利益22億円(3.1%増)、当期純利益15.0億円(8.9%減)、1株当たり当期純利益83.11円と増収減益(営業増益)の予想です。

中身を見ていくと、前期の業績予想が売上高149.5億円(計画比2.0%減)、営業利益22億円(計画比3.0%減)、当期純利益15億円(9.7%増)でした。
今の段階の資料で事業の概況について簡単にまとめると、国内事業は好環境が追い風となり、海外事業は長期にわたる円高の影響で苦戦したようです。
次期の見通しとしては、上半期はエコカー補助金の影響で苦戦、下半期は消費税値上げ前の駆け込み需要が期待されます。円安効果もあり売上・営業利益とも微増の予定です。

それでは今期の業績予想から目標株価を考えたいと思います。
まず事業価値は予想営業利益22億円に、割引率を10%で計算すると132億円になります。財産価値は124.87億円、負債はゼロです。したがって株主価値は256.32億円になります。
株価に直すと1280円になります。
5/9の終値が754時価総額150.95億円)なので、現在の株価は41%割安であるという結論です。

前回と事業価値が同じなので目標株価はほぼ横ばいといった感じですね。まだまだ割安度は高いので、もし売り込まれることがあれば投資しても良いかもしれませんね。

それではまた明日(^^)/~~~


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