割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

リオン(6823)の目標株価

本日は、補聴器のシェアトップである「リオン(6823)」の目標株価を考えたいと思います。

実は私この会社にはちょっとした縁があります。というのも、私の両親がこの会社で昔働いていたんですよね。
したがって、昔株式投資を始める際には投資しようかと思って、いろいろ研究したことがあるのですが、当時はそこまで魅力的には思えなかったので断念していました。
それが本日こちらのブログで紹介されているのを見て興味がわいたので、最近の業績を確認してみると、昔とは全然違うではないですか(ノ゚ο゚)ノ
ということで本日は「リオン(6823)」を取り上げちゃいます。

まず事業内容ですが、「医療機器事業」と「環境機器事業」の2つのセグメントがあります。
医療機器事業というのは、国内シェアトップの補聴器の製造・販売が主たる事業です。
環境機器事業というのは、音響・振動計測器と微粒子計測器の製造・販売する事業です。
今期の事業環境を確認すると、医療機器事業は最上位クラスの新製品の販売が好調なことと医療機器向けの聴力検査室も販売や、診断用オージオメーターの買替需要が堅調に推移したことにより増収増益となっています。
環境機器事業は国内は官公庁を中心とした受注が堅調でしたが、海外が欧州の景気後退や円高の影響により苦戦して売上は微増でしたが、原価低減効果で営業利益は大きく上昇しました。

4/30に2013年3月期の決算が発表になっているので数字で確認しておきましょう。
「平成25年3月期決算短信」によると、売上高172.12億円(3.5%増)、営業利益17.31億円(32.3%増)、純利益10.61億円(88.8%増)と増収増益でした。
売上は微増ながらも利益面は大幅増となりました。利幅の高い商品の販売が好調であったことと原価低減の両面で営業利益が大きく伸びたようです。
今期の業績予想ですが、売上高175億円(1.7%増)、営業利益19億円(9.7%増)、純利益12億円(13.1%増)と今期も増収増益を見込んでいます。
見通しとしては、医療機器事業は微増、環境機器事業は海外が好調に推移して伸び率が高くなるという見通しです。

それでは目標株価を考えていきたいと思います。
まず事業価値は営業利益19億円に割引率を8%で計算すると142.5億円です。
財産価値は31.81億円、負債は40.2億円です。したがって株主価値は134.11億円になります。
株価に直すと1260円です。
5/2の終値が1034円(時価総額110.05億円)なので、現在の株価は18%割安であるという結論です。

割安度はあまりないですね(^_^;)
最近株価が上昇してしまったので、仕方がない部分もあるのですが、今後現在の業績が毎期伸びていくようなら、投資を考えても良いかもしれませんね。

それではまた明日(^_^)/~


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