割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

三栄コーポレーション(8119)の目標株価

本日は、ブランドとOEMの2本柱で、家具・調理用品・小型家電などの専門商社である「三栄コーポレーション(8119)」の目標株価を考えたいと思います。

まずは、こちらの「2013年3月期第2四半期決算説明会資料」をご確認ください。
事業の概況やセグメントごとの動向などを詳しく知ることができると思います。
簡単に事業のことを説明すると、売上の約25%がブランド事業で約75%がOEM事業となっています。会社としてはOEM事業で売上、ブランド事業で収益と両機能のバランスを取りながら各事業を拡大させていきたいようで、将来的には現在の300億円台の売上を500億円まで拡大することを目標として掲げています。
セグメント別にみると、売上では家具・家庭用品のの割合が高いものの、営業利益では服飾雑貨の占める割合が高くなっています。
服飾雑貨の利益率が高い理由は、ビルケンシュトックの事業が上手くいっているからで、この事業の営業利益は全体の約25%を占めています。
また、無印良品との取引が売上の約3割を占めています。

今期の業績に関しては、増収減益の見通しです。すでに株価も来期のことを織り込みに行っているのでここではあまり触れませんが、気になる投資家は「平成25年3月期第3四半期決算短信」を確認しておきましょう。

それでは、目標株価を算出していきます。
まず事業価値ですが、とりあえず今期の会社計画の営業利益である13億円と割引率8%で計算すると97.5億円です。
財産価値は32.5億円、負債は55.6億円です。
すると株主価値は74.4億円になります。株価に直すと583円です。
4/17の終値が479円時価総額61.14億円)なので、現在の株価は17.8%割安であるという結論です。
以上の結果を見るとイマイチですが、本来の業績次第ではもう少し事業価値が高く算出できそうなので、本決算で来期の業績予想を確認してからもう一度計算し直したいと思います。

それではまた明日(^_^)/~


株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村