割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

本州化学工業(4115)の目標株価

本日は、中間原料の各種フェノール誘導品を製造・販売している「本州化学工業(4115)」の目標株価を考えたいと思います。

化学メーカーは初めての紹介となるのですが、事業内容に関してはまったく理解しておりません。
事業内容を理解できないような企業は、私のような素人投資家が手を出すべき企業ではないと思います。
しかしながら、誰にも知られていない割安な企業を探すことに喜びを感じる私としては、自分の知らない事業を営むの企業においても積極的に取り上げていきたいと思います。
なので、間違った記事内容を書いてしまうかもしれませんが、もし変なこと書いていたらぜひ教えてくださいね(^_^;)

ということで、「本州化学工業(4115)」ですが、この企業は大株主に三井化学三井物産がそれぞれ26.9%の持ち株比率があり、完全に三井系列の子会社であるという扱いです。
事業内容に関しては、完全に専門外なので「2013年3月期第2四半期決算説明会資料」「2013年3月期第2四半期会社説明会要旨」を各自で確認してください。
簡単に説明すると、IT業界の景気変動が意外と業績に影響を及ぼすらしいということと、円安は追い風になること、今期の業績は三井化学岩国大竹工場の爆発火災事故という特殊要因が業績に大きく影響したこと、2014年7月に特殊ビスフェノールの生産能力が倍増する予定であることなどがチェックポイントです。

ちょうどタイミングよく昨日(3/26)に「業績予想の修正及び次期の見通しに関するお知らせ」というIRが会社側から発表になっています。
この時期になると、株価を考える上では次期の見通しが重要なので次期の話をしますが、業績見通しはかなり明るいものとなっています。売上高を見ると、2008年3月期以来の高水準な業績予想となっています。営業利益の予想は14億円ですが、業績好調時の営業利益率に戻れば20億円前後まで期待できるかもしれません。
国内はもとより世界的な景気の影響も受けるので、何とも言えませんが少なくとも来期の業績は今期より上向くことは間違いないようです。

それでは目標株価を考えたいと思います。
まず事業価値は、来期の予想営業利益14億円に割引率を8%で計算すると105億円となります。
直近の決算のBSから財産価値は23億円、負債は13億円となります。
したがって株主価値は115億円となります。株価に直すと1000円ジャストになります。
3/27の終値が570円(時価総額65.55億円)なので、現在の株価は43%割安であるという結論です。

出来高の少ない不人気株なので、投資するのに苦労しますが、良いところで拾えればある程度の利回りが確保できそうな気はします。
今後も定期的にチェックして、事業内容の理解も徐々に深めながら見守っていきたいと思います。

それではまた明日(^_^)/~


株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村