ユニバーサル園芸社(6061)の目標株価
昨日の続きで本日はユニバーサル園芸社の目標株価を算出して投資判断を行いたいと思います。
まずは、中期経営計画の確認をしたいと思います。
中期経営計画というか将来ビジョンとして、連結売上高100億円、連結経常利益10億円、毎年2ケタ成長を目指すというものです。
ちなみに、今期の会社予想数値は売上高30.65億円(108.5%)、経常利益5.41億円(106.1%)となっています。経常利益率は17.65%となります。
この数値を見て、将来ビジョンに違和感を感じて仕方がありません。
というのも目標としている売上高は今の売上高の3倍以上なのに、経常利益に関しては2倍くらいで達成してしまうからです。
毎年2ケタ成長を目指すということは、M&Aを前提に考えている将来ビジョンなのでしょうか?それとも利益率は少々目をつむっても規模の拡大を推し進めるつもりなのでしょうか?どう考えても同時期に達成させようとしているとは思えません。
つまり、目標株価の算出の際の前提条件とするにはふさわしくないということです。
ということで、とりあえず来期の数字で目標株価を算出したいと思います。
事業価値は割引率10%で考えて32億円。財産価値は現預金・有価証券・投資有価証券の合算で27億円。負債はありません。
したがって、株主価値は59億円になります。
2/6の終値1880円は時価総額23.6億円になります。算出した株主価値に対しては60%割安となります。
これは非常に割安だと思います。まだ上場して1年も経っていないので、需給面などで不安もありますが第1四半期の結果を見ると進捗も無難な感じなので、数字だけで判断した投資判断は「買い」で良いと思います。
ただし、事業内容などでもう少し確認したいこともあるので、主力銘柄として扱えるかと考えると、もう少し深い研究が必要かもしれません。
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