割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

VTホールディングス(7593)について

昨日に引き続き本日も「VTホールディングス(7593)」を取り上げます。

その前にちょうどタイミング良く、昨日JASDAQアナリストレポートで「VTホールディングス(7593)」が取り上げられていたので、参考までにご紹介しておきます。
最近は、本当に個人投資家でも投資に役立つ情報が手に入りやすくなっているので良い時代になりましたね。ということは、情報を読み解き投資行動に反映させられるかどうかが、個人投資家の間でも差となって表れるのかもしれないですね。 

せっかく素晴らしいレポートが見つかったので、その中からポイントを絞って見ていくと、今期の予想数値に関しては、ほぼ会社計画通りに推移しているということと、昨年11月に資金調達を行い、今後のM&Aへの布石をうっているということです。

業績に関しては、日産系への依存度が高いのですが、今期は日産系ディーラーが全体的に苦戦している中、VTホールディングスの日産系ディーラーは利益面で特に好調な業績を残しています。特に昨年獲得した「日産サティオ埼玉」の貢献度が高い状況です。それまで赤字だった販社をわずか1年で、利益率では全国の日産系ディーラーで第2位の利益率を誇るまでに業績を改善させました。これってすごいことですよね。ちなみに、利益率1位もVTホールディングス傘下の「長野日産自動車」です。
これはひとえにノウハウの賜物だと思うので、今後M&Aを行って成長を加速させていくのにも、投資家としては頼もしい実績だと思います。
そのM&Aは、資金調達というのがひとつネックだと思うのですが、この会社は昨年11月に「固定株価資金調達」というのを行いました。最大で300万株・36億円の資金調達が可能で、行使価格は1200円で固定というものです。300万株発行すると約8%の潜在希薄率となります。公募増資や転換社債などに比べれば既存株主にとっては良い選択だったと思います。 そんなことよりも、会社側から将来の株価が1200円は超えてきますよというお墨付きをもらったようなもので、そこだけをとっても2/1の終値894円は25.5%割安であるといえるかもしれません。 本日はこのあたりで終わりにして、明日は中期経営計画を確認して、目標株価の算出と投資判断を行いたいと思います。 来週は仕事の休みがまったくないので、中身の濃い内容が書けるか分かりませんが頑張ります。それではまた明日(^^)


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