割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

VTホールディングス(7593)の事業内容

現在、3月決算銘柄の第3四半期の決算発表が続々と行われていますが、投資家としては来期のことも考えながら売買を考えたいですよね。
個人的には、2014年4月に消費税が8%になるので、その前の駆け込み需要ということで、住宅・自動車・電化製品などに関係する銘柄は、積極的に狙っていきたいです。
それもベタな銘柄ではなく、なるべく割安な株に投資したいです。

そこで本日は、ホンダ・日産系を中心に自動車ディーラーを店舗展開している「VTホールディングス(7593)」を取り上げたいと思います。

(会社説明会資料より)


1998年9月に上場後右肩上がりで成長を続けている、自動車ディーラーとしては異色の企業です。元々はホンダ系のディーラーだったのですが、現在の売上比率はホンダが約17%、日産が約60%で日産系が主力になっています。また、子会社で「Jネットレンタカー」の経営も行っています。

(会社説明会資料より)

M&Aにより高成長を実現しており、上場後売上高13倍、経常利益21倍の実績を残しています。

この企業を見ていくうえで欠かせないのがM&Aです。
M&Aは投資家の中でも好き嫌いが分かれると思うのですが、メリットとしては成長が加速できることがあげられます。自動車ディーラーの場合は、ある地域でのみの店舗展開だと成長にいずれ限界が来ます。したがって、成長を継続していくには、他地域に出ていくのが手っ取り早い方法になります。それには、買収した企業に利益をあげさせる仕組みを持っていないとM&Aは成功しません。この企業でいうとそれが「VT方式」と呼ばれるものです。
ちなみにM&Aのデメリットとして多額の資金調達が必要であることがあげられますが、この会社もご多分に漏れず自己資本比率は低いです。

(会社説明会資料より)

上の資料を見るといくつかポイントになる点が記載されていますが、一番大きいのは今までM&Aを数多く行ってきて成功させてきたノウハウがあるということなんでしょうね。

本日は時間がないのでこの辺りにして、明日は業績面を中心に見ていきたいと思います。


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