割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ピックルスコーポレーション(2925)の目標株価

本日は「ご飯がススム」シリーズでおなじみ、漬物業界1位のピックルスコーポレーション(2925)の目標株価を算出して投資判断を行いたいと思います。

今回は非常に参考になる企業レポートがあるので業務内容や事業戦略などはそちらを参考にしてください。
ピックルスコーポレーション ブリッジレポート

今後の成長は惣菜事業の成否にかかっているようですね。
漬物事業に関しては、「ご飯がススム」シリーズがブランド化していることもあり、しばらくは安定的な伸びが期待できそうです。

中期経営計画の2015年2月期売上高255億円、営業利益11億円も、大風呂敷の目標数値ではなく現実的に達成可能なレベルなので、この目標数値を使って事業価値を考えていきたいと思います。

事業価値を考える上での割引率は、企業規模やマイナーな業種なども考慮して、かなり保守的ですが12%で考えたいと思います。それによると事業価値は55億円になります。
ちなみに割引率10%だと66億円、8%だと82.5億円になります。
次に財産価値と負債ですが、財産価値は直近の数字から21億円、負債は34億円で考えます。
したがって、2015年2月期における株主価値は42億円ということになります。
1/21の終値545円は時価総額に直すと35億円なので、約17%割安であると言えます。
ということで、割引率を12%にして保守的に考えると、今の株価の割安度は物足りなく感じます。
しかしながら、割引率を少しいじることによって(例えば割引率8%のときは株主価値は59.5億円なので今の株価は約41%割安)株主価値は変わってきます。
何が言いたいかというと、今の相場に乗り切れていないあせりから、投資したいという気持ちが強過ぎて、自分の本来の意見をごまかそうと思えばごまかして投資することもできますよということです。
要するに今の自分への戒めのためにこんなことを書いてみました(^。^;)
皆さんもあせらずに自分のペース&スタイルで投資は行いましょう(*^^*)

 

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス

 

 


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