一正蒲鉾(2904)の事業内容と業績推移
今日はマニアックな銘柄で日々出来高も少ない一正蒲鉾(2904)を取り上げてみたいと思います。
事業内容は、水産練り製品2位、カニ風味かまぼこは首位という会社です。他にもまいたけでは業界第3位の会社です。
業績推移を確認しておきましょう。
(2013年6月期有価証券報告書より)
売上高はここ4年間は増収が続いています。食料品を扱う会社というだけあって安定的な売上は確保しています。経常利益に関しては、2008年に赤字という年がありますが、その後の4年間は10億円以上を稼ぎ出しておりこちらも安定的な利益を確保しています。
2008年の赤字に関しては、主原料である魚肉すり身の価格上昇、原油高による包装資材等の価格上昇やエネルギーコストの上昇などの売上原価率の悪化が大きな要因であったようです。
このあたりの動向は、投資するにあたって今後も注意深く見守っていかないといけないですね。
今期に関しては現在第1四半期が終わって、減収減益となっています。
結果的には残念ですが、この会社は第2四半期にあたる10月~12月の結果が、一年の結果を決めるといっても過言ではない重要な四半期となっています。
理由はおでんとお正月のおせち料理です。春夏と比べて秋冬は練り製品の需要が格段に上がるので、この四半期で結果が悪いともうその年は取り返しがつきません。
今年は残暑の影響で例年よりおでん関連の売上が悪かったので、業績的に少々心配な感じはします。
本日は時間がないのでこの辺りで終わりにして、明日目標株価の算出と投資判断をじっくりと検討したいと思います。
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