割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ナック(9788)の業績推移と目標株価

本日はナックの業績推移の確認と目標株価の算出を行いたいと思います。 $割安株投資研究所 (2012年3月期有価証券報告書) 売上は過去5年間増収を続けています。実は10年というスパンで見ても連続増収を続けている成長企業です。 経常利益に関しては2008年のリーマンショック辺りで大きな減益となりましたが、大きな流れの中では右肩上がりといっても良いかもしれません。近年は特にその流れが加速してきています。 特にそれを牽引しているのが住宅事業です。今や営業利益の半分近くを稼ぎ出すほどのドル箱事業となっています。 ということは、景気の影響を受ける可能性が高いのかもしれませんね。 住宅業界は消費税増税前に一山ありそうなので、それを狙って今のうちに投資しておくのも良いかもしれません。もちろん割安であるという条件は付きますが…。 今期の業績も確認しておきましょう。 $割安株投資研究所 (平成25年3月期 第2四半期決算説明会資料) 今期も増収増益の予想で過去最高益が見込めそうです。 セグメント別にみると、クリクラ事業が若干苦戦しているものの、それを補うに余りある住宅事業の好調さが全体の数字を牽引しています。 上期の業績は目標より良い数字で着地しましたが、通期の予想は据え置いています。住宅事業での先行費用が発生することが理由のようですが、もしかしたら多少の上方修正が出てくる可能性も考えられます。 ということで最後に中期経営計画を確認してから、目標株価を算出してみたいと思います。 $割安株投資研究所 (平成25年3月期 第2四半期決算説明会資料) 2016年3月期の目標はさすがに高すぎると思うので、現実的に可能性の高いラインとして2015年3月期の数字を目標株価の参考にしたいと思います。 事業価値は、営業利益60億円に対して成長性の高さを考えて割引率を少々高めの8%で考えたいと思います。この数字で計算すると2年後の事業価値は450億円になります。 次に財産価値と負債ですが、財産価値は現預金と投資有価証券で34億円、負債は25億円になります。 したがって、株主価値は約460億円となります。1/5の終値2142円という株価は、時価総額に直すと200億円になります。 事業価値を保守的に割引率10%で考えると360億円になり、株主価値は約370億円になります。 どちらにせよ現在の時価総額約200億円からすると、2年後の株主価値を370億円と考えた場合で投資利回りが年利約36%、450億円で考えた場合は年利50%とかなり高い投資利回りが期待できそうです。 これは今期の主力株としてのポテンシャルを備えた銘柄として期待できそうです。 ただし、今の相場環境で買い進むというのも勇気がいるなぁ(^▽^;) 株式長期投資 ブログランキングへ にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ にほんブログ村 読者登録してね